華



香りと影絵が踊る白日夢
乱れ咲く喘声は夢遊の嘆きを…

螺旋を記して見つけた蕾は
…媚薬…毒された蛇苺のよう
一つ 口に含んで

刹那と矛盾を繰り返す愛撫
快楽の果てに鎮めた理性を…

唾液を連ねて舌を絡め合う
優しさを履き違えた痛みなら
薄れて消えていく

愛しさから今は哀しさまで
この身体 赫く 滲ませて
華はいつか枯れゆく事を知る
最期まで 熱く 咲き乱れ
落ちる

重ねて 委ねて 感じて 見つめて
乱れた意識を理性に沈めて
途切れて迷い込む

愛しさから今は哀しさまで
この身体 赫く 滲ませて
華はいつか枯れゆく事を知る
最期まで 熱く 咲き乱れ

哀しさだけが 寂しさだけが 刹那さだけが
貫いて
優しさが今 愛しさが今 永遠が今
遠ざかる
美しさより 鮮やかさより
孤独さだけを色付けて
ただ一つだけ…温もりだけを求め続けた
そう…
華だから


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